映像化の問題

国内出張です。

今回の番組は映像化が非常に難しいので、ストーリーをいつもより詳細に考えていかねばなならないとあせること仕切りです。テレビは言うまでもなく映像メディアなので、「映像化」という問題が常についてまわります。映像が「強い」場合は、テキストメディアの何倍もの影響力を発揮しますが、映像が「弱い」場合は、とたんに心許なります。
しかし、現代はますます映像化が難しい事象が中心的になる一方で、テレビはまだ確固たる方法論を獲得出来ていません。その昔、テレビの画面に初めてテロップが用いられたとき、かの欽ちゃんは「テレビ表現に革命がおきる」と確信したと言われていますが、近年、テレビ表現の「革命」は、ハードの進化ほどには進行しなくなっている気がします。

映像がテレビ的ではないテレビ表現はないものなのか・・・。